急性腎不全とは
急性腎不全ってどんな病気?
急性腎不全は、なんらかの原因によって一時的に老廃物を尿にだせなくなる病気です。老廃物を尿にだせなくなると、血液中に尿素窒素やクレアチニンなどが急激に増え、高窒素血症や電解質異常、酸塩基平衡異常などの症状をもたらします。深刻な病気ととらえられがちですが、急性腎不全の多くは、早期にきちんと治療すれば治ります。
急性腎不全は、発症⇒乏尿期⇒利尿期⇒回復期という順に進んでいきます。発症期ではあまり明らかなことがなく、乏尿期になって入院する患者も少なくありません。
急性腎不全の種類
急性腎不全には、以下のような種類があります。
| 原因 | きっかけ |
| 腎前性急性腎不全 | 血液の流れに異常があり、腎臓に流れる血液量が減少しておこります。血液の流れを改善すれば、腎機能が戻るかどうかをみることができます。 |
腎後性急性腎不全 |
腎臓の組織が直接障害を受けることによって起こる急性腎不全です。血液がうまく流れなくなったり、腎臓に有害な物質があることで、尿細管が壊死してしまいます。 |
| 腎性急性腎不全 | 尿の通る道「尿路」が塞がってしまうことで発症します。原因を除去すればほぼ腎機能は回復しますが、治療を遅くなると腎実質性腎不全に移行することもあります。 |
高齢者は急性腎不全になりやすい
高齢者は、体温や体内の水分を調節するはたらきが低下しています。そのため、高熱や下痢、嘔吐などですぐに脱水症状を起こします。脱水状態になると、腎臓へ流れる血流が減少し、腎不全になりやすくなります。また、高齢者は腎臓内の動脈に硬化性の変化が起こるため、慢性的に腎機能が低下しやすい状態となっています。そこで、腎臓に影響を与える薬を飲んだりすると、急性腎不全になることもあります。
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